プロセシングとは?☆

仲間の勉強会、西多摩PACEに参加。
今日の学び +α のメモ。


アドベンチャープログラム(体験学習)の中で、振り返りは体験と同等に大切なもの。
個人的には50:50だと思う。
体験のプロセスの中で、何が起こり、何に気づいたかを、再認識することで、学びを意識化する。


その「場」をどのように設定するか、どのような「問い」を投げかけるかで、引き出せる学びの質と量が左右される。



グループ全体の話合いの場で、「沈黙」は付き物。
その沈黙に居心地の悪さを感じて、ファシリテーターが「何かない?」と飛び込んでしまうことがある。
それが学びのプロセスを妨げることもある。


沈黙にも意味がある。

1)問いに対して、自分の意見を考えている沈黙
2)問いが理解出来ていない、もしくは、すでに考えようとしていない沈黙
3)問いに対する意見はあるけれど、発言することをためらっている沈黙
4)・・・



ファシリテーターは、参加者の沈黙をどう解釈するか、間をどう読むかが大切だと思う。
1)のケースに何度も問いかけてもまだ準備ができていない状態、②に対していくら待っても何も出てこない。
2)のケースには、「何かある?」の一言で発言する勇気になるかもしれない。


話し合いをグループに委ねることもある。
ただし、前提条件として、
1)話せる安全な環境があること
2)沈黙を待ってくれる環境があること
3)グループが学びたいと思っていること


Go Around で一人一言が良い場合もある。
その場合は、「パス」ができるとなれば安心して構えることができるかもしれない。

グループメンバー同士で、話す人を指名するようにすると、お互いに話を聞きたい人を指名するチャンスになる。


また、振り返りの目的が、
1)活動で何が起こったかを思い出すこと
2)どんな感情が起こったかを考えること
3)その活動から何を学んだか考えること
4)それをどう次に活かすかを考えること
5)・・・


だとしたら、「言語」で振りかえることが必ずしも必要ではないと思う。
Multiple Intelligence(多重知能)に基づき、
言語、論理数学、空間、身体運動、音楽、対人、内省、環境と、様々な振り返りの手段を用いることは、学習者にとって「学びの可能性」を広げることになる。

現場では、どうしても時間の都合上、言語での振り返りがほとんどだが、もっと抽象的に表現をしたほうがしっくりくることもあると思う。


もちろん、最終的には感情・考えを言語化することで、それが「自分のモノ」になる。


そして、最終的には自身の経験(24時間365日)をいつでも自ら振り返ることができ、学びを意識化するスキルを身につけ、それを習慣化することが振り返りをする意味だと思う。


今日の学びと再確認でした。
何かコメントがある人はぜひ!!