ビッグイシュー☆

たまに新宿の西口とかで買う雑誌、「The Big Issue」。

http://www.bigissue.jp/index.html


この雑誌は、ホームレスの人たちの自立支援をする雑誌。救済でなく応援してる感じ。
きれいなホームページもあるように、かなりきちんとした雑誌で、1991年にロンドンで生まれ、2003年に日本でも創刊された。


ちなみに今月は、ジャッキー・チェンの「ベスト・キッド」特集。あと、野菜のルーツ。
普通に、面白い記事が一杯で、読み応え充分☆
新宿からの帰り道の読み物としては文句なし!



ホームレスの人たちは、最初この雑誌10冊を無料で受け取り1冊300円で販売。その売上3000円を元手に、その後は一冊140円で仕入れ、300円で販売。160円が彼らの収入となるみたい。
売っている人たちは、全員顔写真入りのIDタグを下げ、行動規範を守る契約をしている。

なので、すごく丁寧☆


これがビジネスモデルとして成り立っているのが面白いと思う。
チャリティーではなく、きちんとした有限会社。


厚生労働省の2007年のデータによると、ホームレス人口は18,564人。平均年齢は57,5歳。
最近は、不安定な職を転々としたり、ネットカフェ生活をしている「ネット難民」も大きな社会現象になっている。働いても働いても、お金に困っているワーキングプアなんて言葉も。

平成21年度に起きた自殺の数は3万人を超え、その内の7割が男性。
健康問題や経済的な理由がほとんだそうだ。



そんな時代に、このビッグイシューみたいな雑誌は、合っているんだと思う。
雑誌を売っているホームレスの人の明るい挨拶や、丁寧な対応に、勇気をもらっている人もたくさんいるんじゃないかな。


新宿西口のおっちゃんと立ち話した後、雑誌を買った別れ際に「心から感謝します」って言われた。
普段言われない言葉で、ちょっと照れくさい感じがした。

でも、なんだか元気をもらった☆

今度見かけた人は、ぜひ買ってみて☆面白いよ!!